敷地が道路に接しているかどうかは大切なポイント

普段の暮らしのなかでは、家を建てられる土地の基準について考えることは少ないかもしれませんが、土地を選んで家を建てることになったら、敷地の状況についてしっかり把握して選ぶことが大切です。建築関連の法律で、道路に一定の長さ以上面していないところには建物を建ててはいけない、という決まりがあるので、敷地と道路が接しているかどうかをきちんと確認しましょう。

敷地が道路に面していることが確認できたら、次に道路の種類について調べて下さい。赤道や青道と呼ばれる道は、一見通行ができそうに見えますが、法律上は道路として認められていないので、注意が必要です。家を建てようとしている敷地の前にある道路を問題なく通行できるか、まずはその点を確かめることから土地選びの一歩を始めましょう。

家を建てる前にしっかりチェック!

敷地と道路の関係の確認作業をさらに精密なものにするためには、敷地と道路の高低差をチェックする作業も欠かせません。また、敷地寸法や道路の幅と併せて、側溝についてもチェックしておくと便利です。敷地についての調査シートなどを作り、実際に敷地に赴いてひとつひとつチェック項目を確認する地道な作業は、安心して暮らせる家造りへとつながることでしょう。

なお、敷地に面している道路の幅は法律で定められているため、道路幅が規定に満たない場合には、敷地の一部で道路の幅を補うセットバックをする必要があります。セットバックをする場合、敷地内に家を建てられる面積が当初思っていたよりも狭くなってしまいますので、その点にも注意して下さい。