建物の外観だけにこだわらないこと

高級住宅を建てる際には、建物の外観だけではなく、建築工法についてもしっかりと検討した上で決めることが重要です。施主の中にはどうしても建物のデザインやインテリアといった見た目にこだわりがちな方もいるようですが、いくら凝ったデザインにしたとしても肝心の建物の造りが脆弱であったならば、地震などで大きなダメージを受けかねません。そのような事態に陥らないようにするためにも、せっかく高いコストをかけて家造りをする以上は、それに見合うだけの信頼できる工法を選ぶべきなのです。工法によってメリットとデメリットが異なるため、まずはそれらを正確に頭に入れた上で、どれを採用するかを検討するようにするのがよいでしょう。

候補となる工法とは?

では、高級住宅の建設にあたって候補となる工法にはどういったものがあるのでしょうか。まず、建物の頑丈さを重視するのであれば、鉄筋コンクリート造りというのが第一の候補となるでしょう。他に比べてコストがかかるものの、過去の大地震でも大きな被害が報告されたケースがほとんどない堅牢な工法だけに高級住宅にはぴったりです。もっとも、デザイン性にこだわるのであれば、鉄筋コンクリート造りではなく、伝統的な木造軸組工法などを採用した方が良い場合もあります。その場合には、耐震性などを高めるために免震装置を取り付けるといった対応策を講じるようにするのがおすすめです。工法によって強度を上げるために様々な対応方法があり得るので、建築会社に相談して具体的にどうするかを決めるようにしましょう。